あおうぃんオフィシャルブログ

看護学生、いち22歳の思いを発信するブログ

「好きなことを仕事にしないほうがいい」といわれた高校3年生の秋

なんとなく、自分のしたいことがあった。

≪法律の勉強がしてみたい。

  心理学をやってみたい。≫

 

でもそれは、自分の心が弱くって、

ずっと胸にしまったまま。

 

約3年を振り返って思うことを書いてみたいと思います。

 

振り返って思うことは、

「やりたいことがあるなら、それに向かってみたほうが良かったのかもしれない。自分の心に素直に、直感を信じてよかったのではないか」

「今からでも、遅くないんじゃないか」

だった。

 

それで、仕事になるの?と言われた高校2年生の冬

 

私は、インドアもアウトドアも好き。多趣味。

高校生で進路を決めるにあたって、なんとなく、ゲームの影響で好きになった法律関係、そして、もともと興味のある心理学を学びたいと考えていた。

 

高校生の私は、

「法律か心理を勉強したい」

母にそう話し、大学に行きたいと言った。

 

母は、強く反対した。

「その勉強をして、そういった職業で働ける人はほんのひと握りでしょう?

そんなの、大学に行く意味がないじゃない」

私の母は、高卒後に働きだしたから、大学に行って良い職業につけないなら大学なんて学費の無駄だ、行く意味がないと考えていたのだろう。

そして、必死に働いてきた母は「資格を活かして働く」ということの有利さを実感していたから、こう言ったと思う。

 

そして母は私に看護師をすすめた。

「心理も法律も学べて、いいんじゃない?」と。

 

働くうえで絶対有利になるから、資格を取ってほしい。

娘である私には、仕事をして生活をすることに苦労してほしくない。

 

そんな気持ちが伝わった。

 

苦労してきた母を見てきた私にとって、母の説得はとても現実味があった。

 

人生の経験者である母の言うことだ。本当に苦労するのだろう。

それに、人と関わる仕事がしたいかなと思っていたし、自分のやりたいことから大きくは逸れていない。

 

看護、いいかもな。

そんな気持ちで、看護のほうに、進路を決めた。

高校2年生の終わりかけだった。

 

好きなことを仕事にしないほうがいい。担任の先生の言葉

 

母の言葉に影響され、そして自分で看護の道に行こうと決意し、

私は看護の方向に進むことにした。

 

高校3年生の秋。

受験校を決める時期。

 

どこかで、まだ迷っている部分があった。

「まだ、方向を変えられるんじゃないか」

「やっぱり、諦められない」

 

そんなとき、私は担任の先生に相談した。

 

やっぱりまだ、法律と心理も気になっている。受験どうしよう。

そういった私に、先生は言った。

「先生は、1番に好きなことを仕事にしなかった。

それは、1番好きなことを仕事にして、仕事でうまくいかなかったとき、

1番好きなことを嫌いになってしまうかもしれないと思ったから。

だから、1番好きなことは自分の趣味にとどめておいて、

2番目に好きな、国語の先生になったの」

 

それを聞いて、私は、

そういう考え方もあるな。

と思って、

私もそうしてみよう

と決心し、看護系の大学から、受験校を決めた。

 

これから私は何をしようか

あれから3年。

3年間、今の道を歩んできたことに後悔はない。

本当に、看護学生として信頼され、期待され、

多くの学びを得られた。

大学に通うことで、見えてきたものもあったし、

いろいろな考え方を学んだ。

 

医療の世界は、本当に大変で、本当に素晴らしい、プロの世界。

とても尊敬できる方がたくさんいる。

 

でも、私は、看護と自分のやりたいこととは、ずれていると気づいた。

迷いながら進んできたなかで、自分がやりたいことは、やはり、あの時と同じ。

そして、あのときよりもずっとはっきりしてきた。

 

 

「「言葉で、人を助けられる人になりたい」」

 

 

これが今の私の答えだ。

 

 

迷っている人がいたら

 

私は現在、就職活動中。

新卒の看護師さんの8割以上が病院に就職する世の中で、私は残りの2割に入ろうとしている。

 

新卒で病院に就職し経験を積めば、今後の看護師の道が開けること。

それを承知の上で、私は病院就職をやめた。

 

正直、みんなと同じような道じゃないことに怖さを感じている。

先生や周りの人から、よく思われないと思う。

家族からも心配されている。

 

母の言葉も、先生の言葉も決して間違っていない。

 

それに、最後、決断したのは私だった。

 

でも、もう、「あのとき、こうしていれば」って思いたくないから。

 

もし、進路で迷っている人がいたら、言いたい。

「あなたの気持ちに素直になって。

直感は当たってるから。

思うように進めばいい。」

 

ブログでこんなこと書いて、批判されそう。

でも、もし、私と同じように迷っている人の力になれたらと思い、書いてみた。

 

私もこれから、

言葉で人を助けられるような人になるべく、

研鑽していきます。